2015年2月27日金曜日

未来は果たして

NHKでネクトワールドという番組をやっていた。とても面白い番組だった。
先進テクノロジーが世界をどう変えて行くのか?医療、ビジネス、生活などを
世界の科学者に取材をしていて今や未来は始まっているリアリティーがあった。
しかしながら本当に未来は明るいのだろうか?
ホーキング博士は人工知能の進化は人類を滅ぼすと警告をしている。
映画『2001年宇宙の旅』には HALという人工知能が宇宙飛行士を殺そうとする描写がある。
アーサー・C・クラークが1968年に書かれた小説を題材にスタンリー・キューブリックが
制作したSF映画だ。公開が1968年だからクラシックと言ってもいいが、先見性のある作品だった。
現在、誰もがコンピューターか、あるいは携帯端末でインターネットの世界に取り込まれている。
電車の中でみんながスマホに見入っているし、テーブルに座ったカップルが別の誰かと
ネットで繋がっていたりする光景も日常化してしまった。
テクノロジーを否定するつもりはないが、テクノロジーは本当にひとを幸せにするのか疑問に思ったりする。
ビッグデーターは高度効率化社会を推進していく。人間はどんどん必要なくなてゆき、
ひとりひとりは個人主義を追求してお互いを求めるなくなってゆくだろう。
私たちの気付かない間に人工知能は社会を分断して人類滅亡作戦は進行しているのではないだろうか?

遠くへ行った時、電波状態も悪くスマホの電池も切れて困ってしまうが、
しばらくすると何とも言えない自由な感覚になるのはなぜだろう。
「明日、何をしようか」と見えない未来を想像す時は楽しい。                                  
                                                                                                              YN