東村山にある北山公園で今週末まで菖蒲祭りを行っている。
今年で27回目だという。鮮やかな紫が美しい。
ここと所沢の間に八国山がある。半分は住宅地になってしまったが、
トトロの森として自然を保護されている。
自然との共存についてどうあるべきか。週末に実家の庭の手入れをした。
梅の木や柿の木その他にも鬱蒼としている。
一見するとこんもりとしていて豊かに見えたりするが、
自然は強いものだ。ほっておくと荒れ放題になる。
家屋にも影響してくるので適当にさばかなければならない。
結構重労働だ。
自然と共生するには手をかけていかなければならない。
西洋と東洋とでは自然観は違うだろう。これは環境であり方は違ってくるから仕方がない。
特に日本人は自然と近く暮らしてきた。これは温暖で多雨な気候に
よるところが多いだろう。
しかしながら戦後、日本は経済一辺倒で宅地開発と道路ばかり作って
日本列島は改造されてしまった。
自然がどうあるべきかは同時に都市はどうあるべきかも考えなくてはいけない。
それは人間のあり方を問われているのだと思う。
看板だらけの市街地の自然は美しいとはいえないし、テトラポトだらけの海岸線は
砂浜を奪うばかりだし、河川が氾濫すからとコンクリートで固めて魚が住みづらくしたり、
杉ばかり植林して山の多様性を壊したり。空き家ばりの住宅地は増える一方だ。
人間にとって経済は大切ではあるが、経済ばかりに走ると
自然も人間もおかしくなっていく。
余談だが、
東京オリンピックのスタジアムがもめている。
東京都に金を払えと言ってきたり、完成に間に合わないからデザインを変えるだとか
責任の所存が不明なまま時間ばかり過ぎてゆく。
そもそもコンパクト五輪といって誘致したのではないのか?
つまるところハコモノ作って景気を盛り上げてという魂胆なんだろうがハコモノは維持費が
莫大になるのに、そん影で資材費が高騰したり職人不足で一向に震災地は忘れられている。
YN